A VIDA EM ROSA

日本文化とポルトガル語を愛する私の部屋。

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クレオール語が教えてくれたもの

ポルトガル語を勉強していると、恐らく誰もが目にするようになる言葉に「クレオール」というものがあります。
ポルトガル語式に言うとcriouloとなりますが、その本来の意味する所は「植民地生まれのヨーロッパ人」とされます。
ところが、このクレオールという言葉は、やがて植民地産であることを強調する形容詞として使用されることになり、「クレオール語」なる不思議な言語を登場させるのです。

クレオール語とは、一言で言うなら植民地で産まれた、オリジナルとは異なるヨーロッパ言語類です。
ヨーロッパによる植民地支配に伴う現象として、「異なる言語同士の接触」というものが必須になります。
その場合、まず殆どのケースでは支配者側が被支配者に自国の言語を習得させる事になります
(台湾人や韓国人の高齢者達が日本語を上手に話すのもその為なのですが......)。

ところが、チョムスキーが説くようにいくらヒトが言語獲得器官を生理的に備え、普遍文法を本来的に理解しているとしても、異国言語をそう簡単に完全な形で習得出来るものではありません。
何しろ現代の我々だってこんなに苦労しているんですから......

で、異国言語を学ぶ場合は大抵の場合次のようなプロセスを経ることになります。

すなわち、

1 自国言語の構造を手がかりにしながら、
2 他国言語をまず一旦それに当てはめ、
3 そしてそれを再構築する

というパターンです。

ところが、3の再構築は必ずしも必要でない場合も多いのです。
例えば、以前バチスタというブラジル人がよくこんな冗談を言っていました。
「バチスタ、女 若い ほしい、おねがいします」
これはポルトガル語 Eu quero uma mulher nova, por favor.の文法はそのままに、単に語彙を日本語に直したに過ぎない文章なのです。
当然これを正しい日本語に直すには形容詞の順序変更、助詞の追加といった再構築が必要な訳です。

しかし、注目すべきはこのままでも十分意味が通じる!という事実です。
だとするならば、目的をことコミュニケーションのみに限定する限り、他言語の完全な習得は必ずしも必要ではないことになります。
要は通じればイイのです。
各植民地でクレオール語が発達していった背景にはこのような事情があったと思われるのです。

さて、ポルトガル語学習を通じてクレオール語の存在を知り、私が感じたのは言語の柔軟性です。
こと言語学習に関しては完璧主義者が多すぎる日本の学習者達。
形式美よりも、もう少し pragmatismo (実用主義)を重視しても良いのではないでしょうか?
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初!チョムスキー(汗)

こんばんは~

苫米地博士の本を読んで以来、すっかり洗脳されてしまったカカセオです

私は頭が良い人が好きなのです(自分の頭が悪いから)。

で、せっかく洗脳されたのですから、「ちょっとチョムスキーの生成文法でも囓ってみるか~」といういつもの軽いノリで早速紀伊国屋へ行ってナビしてみたのです。

すると.............

丁度良い本が出てきました。

「チョムスキー入門」(光文社・町田健 著)新書なので安い!

というわけで、買ってきて読み始めました。

なのですが...................

「?」

いやはや、想像以上の難しさです。

結論だけ言ってしまうならば、チョムスキー理論の目指す所は、全言語の本質解明であり、そのために彼が仮定した存在が普遍文法であるわけですね。

人間という種は、本能として普遍文法を持っているらしいのです。

この普遍文法というものは、全ての言語に共通するものであり、それぞれの言語圏に産まれた幼児達は、この本来持っている普遍文法の中から、自らの環境に与えられた刺激に応じた選択の結果、個別言語(例えば、日本語とか英語とか)を獲得していくのだということです。

つまり世界どの国の言語も根本的な文法は一緒であり(何しろ人類が本能として持っている物なのですから....)、各個別言語としての選択肢(生成文法ではパラメータと呼ばれるそうです)が異なっているに過ぎない!という訳です。

なんですが、その中身に関しては今のところサッパリ分かりません

まあ、言語学自体は外国語学習に役に立つものではないのですが、せめてチョムスキー理論くらいは抑えておきたいなあ~と軽い気持ちで読み始めたのが間違いでした。

ですが......嵌ったら怖いかも


外国語を理解するための+α

Boa noite !(こんばんは)

先日、某知人より身元保障人になることを頼まれたカカセオです

さて、今日の話題です。

例えば、外国語を学ぶにあたり、名詞・動詞・助詞・副詞・形容詞等のボキャブラを全て覚え、文法もマスターしたとします。
しかし、それだけで外国語をマスターしたことになるでしょうか?

なりませんよね?

そう、何か+αが足りないのです。
それは、場合によってはその国の歴史であったり、宗教であったり、習慣であったり.......一言で表現するならば「文化」とでも言った方がよいのでしょうか?

例えば、「私の名前はユキです」を英語に直すと、普通は
My name is YUKI. と表現すると思います。

ポルトガル語では
Meu nome é YUKI. となります。

両者を眺めると分かるように、実はいずれも日本語を直訳しただけのものです。
語順も全て一緒。
だから、こういう表現は日本人にとっては非常に理解し易いのです。

ところが、スペイン語の場合はガラリと変わります。
Me chamo YUKI. となりますが、これを直訳すると「私はユキと呼びます」になるのです。
もちろん、Mi nombre es YUKI. と言う表現も使えますが、おそらくスペイン語文化では不自然に受け取られるでしょう。

これこそが語学文化の違いなのでしょうね。


天才・苫米地博士の英語本!

今日からブログスタートとなりました。
カカセオです。
カカセオとは日本神話における星の神様。
今日は七夕ですから、これほど良いタイミングでスタート出来るとは光栄の至りですね。

さて、初日の今日はこんな書籍を紹介したいと思います。
苫米地英人著 「英語は逆から学べ」です。
話題の書籍ですから、知っている方も多いかと思います。
詳しい情報はこのページで宣伝されています。
http://www.forestpub.co.jp/amazon/gyaku/


ドクター苫米地は疑いのない天才ですし、脳機能学者としての実績は国家権力ですら認める所です。
いずれノーベル賞を受賞するかもしれません。
しかしながら、この本を読んだ学習者の一体何人が広告通りの学習効果を達成出来るでしょうか?
日本の義務教育における英語学習の方法自体に多くの欠点があることは恐らく事実だと思います。
その部分に対する本書の指摘はいずれも鋭く的確なものですが、「辞書は一切使用してはならず、文法もまったくやってはダメ!」、「英語ドラマを観てとにかく英語脳をつくれ!」という学習方法にはちょっと閉口。
とにかく、文法を最重視する私の学習方法とは180度方向性が異なるアプローチだなあ~というのが感想です。

因みに、私はポルトガル語の学習を初めてかれこれ3年近くになるかと思います。
ただ、日々が多忙なので実際の学習時間としては週当たりせいぜい数時間程度。
完全独学で、使用しているテキストは市販の初級者向け語学書と辞書のみ。
学習方法はテキストの例文に従って基本文法を覚え、単語をその都度辞書で調べていく、という至ってノーマルなものです。
学習時間が殆どとれないので、スペルの書き込みは全くやっていませんし、ノートも殆どとっていません。
テキストを読み込む他は、お風呂の中や通勤途中の車内で発音練習する位です。
それでも日常会話程度ならすでにかなりこなせていますし、辞書一冊持っていけば今すぐポルトガル語圏で生活しても困らない自信があります。

もちろん、まだまだボキャブラ力が圧倒的に不足していますから、この先も膨大な時間をかけて学習を続ける必要はありますが、それでも勉強の方向性は既に掴んでおり、あとは時間の問題だけです。
時間が有り余るほどあり、あるいは小さな子供のようにこれから場数を踏んで母語脳を作って行ける人ならともかく、社会人が他国語学習をゼロからスタートする場合、徹底的な文法学習は避けて通れないと思います。

正直、この本の著者が苫米地氏でなければ、「たんなるトンデモ本!」と切り捨てている所ですが、
それでも実践論から一段抽象化した語学論には参考になる事が多いのも確かで、むしろ本書の真価はそこにあるのだと思います。

例えば、 「I love you.」 は、「私は君を愛している」とは決してイコールではありません。
「I love you.」は「I love you.」でしかないのであり、これを日本語で全くイコールに表現することは
不可能なのだと思います。
ともかく、一つの「読み物」として本書はとても面白く知的好奇心をほどよくくすぐる良書でありますね

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プロフィール

カカセオ

Author:カカセオ
年齢・性別不詳。
使用する言語は日本語・ポルトガル語。
「美しい人生とは?」を常に追い求めています........
歴史の話、語学の話が大好きです。

銀河英雄伝説名言録



present by 田中芳樹:徳間書店「銀河英雄伝説」

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