A VIDA EM ROSA

日本文化とポルトガル語を愛する私の部屋。

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ヤマトファンの独り言

初っぱなからドグマ唱えて恐縮ながら、「宇宙戦艦ヤマト」は日本のアニメ作品中でも最高傑作だ!
ヤマト以降、確かに「機動戦士ガンダム」や「あしたのジョー2」、さらには「銀河英雄伝説」といった世界に誇れる名作はいくつかあるのだが、ヤマトはその先陣を行く作品なのだ。
昨年末に公開された「復活編」、そして今年公開される「実写版」と、ヤマトは今ちょっとした旬だ。
しかし、なぜ今頃ヤマトなのか?
その答えは恐ろしく簡単で、現代ではまともな新作を生み出せるクリエーターはもはや存在しないからである!
小説、映画、音楽、そしてアニメと現代の作品群を一瞥してみればその絶望的状況は明らかなのだ。



いや~やはり最高!
ヤマトはもちろん、沖田艦、デスラー艦、そして艦載機ブラックタイガー等メカデザインの出来映えは完璧!
人物描写も実に巧みで、当初はやたらにけんかっ早くて無鉄砲だった古代が成長していく様、そしてそれを支える脇役達の重厚さは一流の文学小説に比肩すると言って良い。
ヤマトシリーズはまた作品を飾るBGMがどれも充実していて、後に「スペースオペラ」と称される銀河英雄伝説に先駆ける一面も持つ。誰もが知っている有名な主題歌もアニメ史上指折りの名曲と評価されるだけの事はあり、あのメロディーを聴くだけで震えるような高揚感を持つ大人は私だけではあるまい。

理系離れが深刻化する昨今の日本であるが、「宇宙戦艦ヤマト」で育った我々世代は理系オンチの人間は存在しない。
アインシュタインの「閉じた宇宙論」を始め、「タキオン粒子」「反物質」「ニュートリノ」こういった用語が次々飛び出すヤマトは我ら幼少期の科学的好奇心を存分に刺激したものだ。
そういえば、科学オタクを集めていたオウム真理教が使っていた空気清浄機に「コスモクリーナー」という名称を付けていたという負のエピソードも記憶に新しいが、彼らもヤマトで育った世代であった。

ストーリーとしては、これは正直言って思想的に受け入れられないという人も多いに違いない。
ガミラスは明らかにビジュアル面においてナチスをイメージしている。
しかし実質はどうみてもアメリカ軍だろう。
圧倒的な物量そして技術力を持つ巨大軍事国家ガミラスが使用する兵器は放射能をまき散らす「遊星爆弾」であり、そのガミラスに反抗すべく建造されたのが戦艦「ヤマト」なのだ。
もちろん、この作品が反米感情を意識して作られたものではないことは明らかだが、少なくとも私等の世代ぐらいまでは大東亜戦争で祖父等日本人が味わった不条理な屈辱感は未だ知識としては残っている。
大艦巨砲主義という時代遅れのイデオロギーを最後まで払拭出来ず、また既に巨額の国家予算を投入していた故についに引き返す事が出来なかった戦艦大和プロジェクトが辿った哀れな末路には、「男のロマン」という安っぽい言葉以外に語るものがないのか?
しかし、一見すると非合理的で悲しいほど刹那的な末路を辿った戦艦大和はどうしてもこうも私の胸を打つのか?
それはおそらく私が「日本人」だからなのだろう。



さて、かように宇宙戦艦ヤマトを愛してやまない私も流石に復活編には全く興味がなかった。
松本零士のタッチしていないヤマトに何の価値があるか!
CGで描いたヤマトなんぞ観たくないわい!

などという生意気な考えの下、当然劇場へも行かなかったが、これについては正直少し後悔している。
いみじくも岡田斗司夫氏が「復活編ヤマトを観ることは税金を払う義務のようだ!」と主張したことにすっかり感服してしまい、「最後までヤマトにつきあうぞ!」「それが大人になるということだ」と言う言動にひたすら自らの器の小ささを実感してしまったのであった....
当初の予測通り映画の出来としてはトンデモない物らしいが、DVDが出たら観よう(買わないけど)!

但し、 実写版だけは絶対に許せん!

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プロフィール

カカセオ

Author:カカセオ
年齢・性別不詳。
使用する言語は日本語・ポルトガル語。
「美しい人生とは?」を常に追い求めています........
歴史の話、語学の話が大好きです。

銀河英雄伝説名言録



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