A VIDA EM ROSA

日本文化とポルトガル語を愛する私の部屋。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

原爆の秘密・国外編を読む!

お久しぶりです。
この所、毎晩スポーツクラブへ通っていて帰宅するのが夜中になっています。
そんな訳でPC開くのも久しぶりです
ブログも放ったらかしでしたね...............^^

で今日の本題です。
先日紹介した例の書籍、一通り読んでみました。
毎晩、布団の中で眠い目を擦りながら読んでみましたが.......

原爆の秘密 (国外編)殺人兵器と狂気の錬金術原爆の秘密 (国外編)殺人兵器と狂気の錬金術
(2008/07/19)
鬼塚 英昭

商品詳細を見る


ハッキリ言って、非常に読みづらい本でした。
とにかく、他書籍の引用が次々に登場し、しかも1つ1つの内容が難解なので、各事項を頭の中で整理しながら読んでいかなければならないのです。
たった一回通読するだけで、かなりの時間を費やしてしまいました。
本書はユダヤ財閥に関する基礎知識がないと読むのはちょっと辛いと思います。

で、予め書いておきますが、一読しただけの私がこの書籍を安易に批評する資格は全くないのだという自覚をまずは明らかにしておきます。
実際、本書の内容を正確に理解し、批評を加えるとなると、引用された全ての資料を読み込んでいく必要があるでしょう。おそらくそれだけで数ヶ月経ってしまいます。
ですから、ここに紹介出来ることは本書のほんのさわりに過ぎませんし、私が記す意見もあくまで私の主観に過ぎない、ということをご理解下さい。

では、内容を紹介したいと思います。

まずは、「アインシュタイン書簡」に関するエピソードから本書は始まります。
アインシュタインの弟子レオ・シェラードが書いた書簡ですが、これがアインシュタインを通じてルーズベルト大統領に渡され原爆開発の契機となった、とされる有名なものです。
この書簡の中で本書が注目するのはベルギー領コンゴです。
ここで産出されるウランを確保せよ!とシェラードは暗に指図している、と本書は指摘するのです。
実はコンゴのカタンガ地方を経済的に支配していた親玉が何を隠そう、ロスチャイルド分家なのです。
そもそも、物理学者であるシェラードやアインシュタインがなぜ「コンゴのウランを買え!」などと大統領に進言する筋合いがあるのか?要はコンゴのウランをアメリカに買わせて原爆を作らせ金儲けをする、という目的の為にロスチャイルドが同胞のユダヤ人達を利用したものが「アインシュタイン書簡」であると言うわけです。

さて、原爆開発を最初に立案したのはイギリスでした。
ところが、ナチスドイツとの戦争で疲弊したイギリスは財政的に逼迫し原爆開発は頓挫します。
そこでイギリスはアメリカにこの計画を売り込むのです。
チャーチルとルーズベルトは「ケベック協定」を結び、イギリスの原爆開発情報はアメリカに譲渡されたのです。
この裏にはもちろん、ロスチャイルド系イギリス企業インペリアル・ケミカルズとアメリカの企業デュポンとの蜜月関係が背景にあります。
そして、ここからが本題になっていきます。
第二次世界大戦中に暗躍した世界をまたがる金属カルテルの存在を明らかにしていくのです。
先のインペリアル・ケミカル、デュポンを始め、モルガン系企業GE(ゼネラル・エレクトリック)、カナダのインターナショナル・ケミカル、はてはドイツのIGファルベンまでも単一カルテルを形成していた!と指摘するのです。

この金属独占大資本網こそが、物理学において原爆開発の兆しが見え始めた第二次大戦前あたりを境に「原爆製造」という巨大産業の実現に与した真の黒幕である!というのが本書の主張なのです。
ドイツに原爆が落とされず、日本に落とされた理由もそこにあるという訳なのです。
つまり、ドイツも最初からグルだったという事です!

さて、周知の通り原爆にはウラン濃縮型とプルトニウム型の二種類ありましたが、本書によると前者に必要とされるプルトニウ235は、「ロックフェラー=メロン財閥」が主に製造したものであり、後者のプルトニウムは「モルガン=デュポン」(ロスチャイルド)が主に製造したものである、としています。
こんな知識を一体どれほどの人が知っているのでしょうか?
確かにこの原爆開発を端緒としてアメリカの軍産複合体が形成されていった、という理解は広くされているとは思いますが、その背景にある両大財閥の対立にまでメスを入れた本書はそれだけでも他書と一線を画したものだと思います。

そして重要な点はこれからなのですが、ロックフェラー勢の主導により時期的にも先行したウラン型爆弾の開発は比較的早い時期の完成を見ます。ところが、ロスチャイルド主導のプルトニウム爆弾の方は開発が遅れてしまいます。
アメリカ(いや、正確には原爆カルテル)としては、どうしても両タイプの原爆を使用したかったのです。
原爆プロジェクトの総指揮をとった陸軍長官ヘンリー・スティムソンはモルガン財閥と深い関係のある人物であり、終戦を引き延ばし、プルトニウム爆弾を是が非でも日本へ投下する使命を帯びていました。
そのためにこそ日本へ無条件降伏が突きつけられたのです。
これによって、日本は事実上降伏するためのカードを奪われる事となったのです。

さて、以上が「原爆の秘密・国外編」の概要です。
本書はさらに国内編へと続きます。
原爆の秘密 (国内編)昭和天皇は知っていた原爆の秘密 (国内編)昭和天皇は知っていた
(2008/07/19)
鬼塚 英昭

商品詳細を見る

もちろん、こちらも読み次第また感想を書かせてもらいますよ!

それにしても、すさまじいまでの情報量且つ論理の一貫性には著者の執念すら感じる書籍です。

ですが、個人的にいくつか気になる点もありました。
まずは、全体としては結局本書はいわゆる「ユダヤ陰謀論」の一冊だという事です。
軍産複合体制の下、当時最大の国家プロジェクトである原爆開発にユダヤ財閥が関わるという事実は知識として知らなくても自然に想像出来るものでしょう。
確かに、少なくとも「動機」の面においては本書の主張は納得しても良いです。
しかし、問題は果たしてこれが全世界を自在に操るだけの力があるのか?という事です。
因果関係を逆転させて無理矢理陰謀論を導く、というありがちなパターンは本書でも随所に感じられてしまうのです。

また、史実を覆す事実を提示するのは良いとしても、それに対する十分な立証に成功しているとはとても思えませんでした。
例えば、米・英・独をまたぐ産業カルテルの指摘は良いとしても、だからといって「第二次大戦が全て最初から仕組まれた芝居に過ぎない」という事実まで導き出して良いものでしょうか?
ノルマンディー上陸作戦は「やらせ」だったとか、ヒトラーがロスチャイルドの血を引いているとか、私個人としては興味をそそられる話題ではありますが、真っ当な歴史家からすれば全く相手にされないレベルのものでしかないでしょう。

以上の感想はあくまで本書を読んだ私の印象に過ぎません。
現時点で、本書を詳しく検証出来るだけの知識は持ちあわせていませんし、なにしろ軽く一読しただけですから読み落としている部分も相当あろうかと思います。
しかし、いずれにしても本書を切っ掛けに今まで無知だった原爆に関する知識の一端に触れられた事は私にとって良い経験になりました。




スポンサーサイト

コメント

歴史、特に核兵器に付いては国家機密ですから未だに発表されて無い事実が多いのでしょうね.ナチス独逸も原爆の開発を進めていたので英米は独逸の降伏までは独逸より早く原爆を作る様に急いでいたのだと思います。唯、独逸の物理学者は原爆製造の為には膨大な量の核物質が必要と言う理由で原爆開発は半ば諦めていたようですが.....................其れと、確かにアメリカの企業は独逸と取引を戦争中もしていたと言う事は事実の様ですね。例えば、IBM今はコンピューターの会社ですが、当時は計算機、とかシステムの会社でIBMのシステムがユダヤ人収容所でユダヤ人の人数、移動の追跡の為使われていたとか、独逸陸軍のトラックはGM,やフォードの独逸での会社で生産されたトラックが多かったとか、コカコーラも独逸ではファンタと言う名前で商売をしていて日本にも戦後ファンタはありましたね、ジョージブッシュ大統領の御祖父さんも(プレスコットブッシュ)金融関係?で利益を得て、戦後米政府に其の利益を没収されています。世界恐慌以後アメリカでは資本家がファシズム的本性を剥き出しにし始め、当時は南部白人の政党だった民主党員を中心に超保守的な"ザ アメリカン リバティー リーグ"と言ったグループが1934年に結成され(プレスコット ブッシュ、デュポン家、や後のトルーマン政権の国務長官ディーン アチェソン等が名を連ねています)活動資金はGM,スタンダードオイル(ロックフェラー家)、グッドイヤータイヤ、ハインツ食品(元民主党大統領候補ジョン ケリーの奥さんは確かハインツ食品社長の未亡人だと思います。)チェイス ナショナル バンク等が提供していたようです。このリバティーリーグ、クーデターを計画してのですが、1934年にクーデターの指導者として利用し様としていたスメドレイ バトラー退役海兵隊将軍に政府に通報され頓挫すると言う、現在アメリカでは全く無視されている史実もあります。フォード(ヘンリーフォードもユダヤ人嫌いで有名で『ユダヤ人が世界支配を企んでいる』と言う本まで出版していて、外国人で唯一人ヒットラーからナチス独逸の最も位の高い勲章を授与された人としても有名で、彼はヒットラーの写真をオフィスに飾っていたそうです。だから、我々庶民には知らされてない影の歴史と言う物もやはり存在するのでしょうね。そう言えばあのモンサントも1960年代にI.G.Farbenを合併していたようです。では頑張って読んで下さい。

ejnewsさん、

こんばんは~

相変わらず密な情報満載のコメント!
本当敬服してしまいます。
凄いです!!!

仰る通り、戦時中であってもドイツとアメリカ企業の取引はなされていた!というのは事実ですよね。
特に代表的な例がフォードとGMですが、前者がロスチャイルド系で、後者がロックフェラー系。

ヘンリーフォードが大のユダヤ嫌いだったという話は有名ですが、その理由として彼がメーソンのメンバーだった事も関係しているのかもしれません。

対するGMもオペル社の完全親会社でしたし、軍事トラックやメッサーシュミットのエンジン開発を始めナチスの軍事技術に多大なる貢献をしていましたね。
考えてみれば、第二次大戦下において、親会社GM社製の戦闘機と子会社オペル社製の爆撃機が空中戦を演じた、というのもおかしな話しですね。

IBM(ロックフェラー系)も前コンピューター時代のハイテク機器である「ホレリス」をナチスに提供し、ユダヤ人の情報管理に多大なる貢献をした、というのもまさしくejnewsさんの仰る通りです。

モサントもI・G・ファルベンを合併していたのですか? それは始めて知りました。

ともかく、掘り下げていくと色々なモノが出てきそうな話題ですね。

他の閲覧者の皆様!、世の中の「裏の話」ばかりして申し訳ありません^^


すごい感想文ですね。
こういう本を読まれるのもすごいことだけど、それを読んでいない人にこれだけ伝えることができるというのは、恐れ入りました。

私なんて「裏話」に参加したくても、できない悲哀e-330だけなんで、ちーっとも謝られる必要なんてないですよ。カカセオさん。
私もお聞きしたいので、書きたいことをドンドン書いて下さいな♪

Nemoさん、

いつもコメントありがとうございます。

私が興味を持つ事は、どれもこれも普段の生活には全く関係のない事ばかりなんです(汗)

しかも、結局は「どれが正しいのか?」分からないことばかり....

それでもやっぱり色々知りたいんですよね。

つまらないブログですが(汗)、今後もあまり他の人が触れない話題を書いていこうと思います^^

処で、動脈硬化(コレステロールLDLの事?)等の問題は、2週間~一ヶ月程、油で調理しない菜食主義、生野菜、生野菜ジュース、果物、だけを食べると随分改善されるそうですよ。このダイエットは癌に対しても効果があるそうです。若し質の良い魚の油が手に入るのなら其れを毎日摂取するのもよい事です。肝油ではないのです。肝油はビタミンDが多すぎるので摂取量に気を付かないといけないそうです。 その他には、Flax oilフラックスオイルも良い様です。私はFlax oilフラックスオイルをサラダドレッシングの油に使っています。有機農耕の物を選んで下さい。全ての油は冷蔵庫に入れてください。其れとマーガリン、ショートニングを使った食品は絶対に避けて下さい。自殺行為です。

私の言っている肝油は本当の肝油です。日本の肝油は人造品だと聞きました。其れと本物の肝油の問題はビタミンDでは無く、ビタミンAの過剰摂取になるそうです。兎に角、アメリカでfish oil フィッシュオイルと言われているのは肝油では無く、魚の油と言う事です。

ejnewsさん、

なるほど、菜食主義と魚の油ですか?
出来る限り実践してみたいと思います。
運動療法+食事療法でコレステロールを撃退です!!!

ご紹介ありがとうございます。
ところで「原爆の秘密・国外編」の部分は「原爆帝国主義」(1953年ジェームズ・S・アレン著:世界経済研究所訳:大月書店刊)にそのまま書かれております。鬼塚氏の独自調査といえるかどうか・・?

月光仮面さん、

コメント頂きありがとうございます。
本書を読んでから既に2年半経過していますので、現時点では本書は結局数多ある根拠なき「陰謀論」の一つであった、という判断を私自身下しております。
後に読んだ「国内編」は内容的にかなり首をかしげたくなる代物で「化けの皮が剥がれたなあ~」という感じでした。
もちろん、いわゆる原爆カルテルの存在自体を否定するつもりはありませんが.....

「原爆帝国主義」という書籍ですか?
これは面白い情報を頂きました!
さっそく取り寄せて読んでみることにします♪

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL

 | HOME | 

プロフィール

カカセオ

Author:カカセオ
年齢・性別不詳。
使用する言語は日本語・ポルトガル語。
「美しい人生とは?」を常に追い求めています........
歴史の話、語学の話が大好きです。

銀河英雄伝説名言録



present by 田中芳樹:徳間書店「銀河英雄伝説」

FC2ブログランキング

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。